■ ID | 721 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 最終処分場での比抵抗探査における埋立廃棄物の影響評価に関する研究 |
■ 著者 | 磯部友護
埼玉県環境科学国際センター 川嵜幹生 埼玉県環境科学国際センター 小野雄策 日本工業大学 遠藤和人 (独)国立環境研究所 山田正人 (独)国立環境研究所 |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第20回廃棄物資源循環学会研究発表会、平成21年9月18日 |
■ 抄録・要旨 | 本研究では比抵抗値と廃棄物が持つ特性との関連性を把握することを目的とし、処分場において比抵抗探査を実施するとともに、ボーリングコアから採取したコア試料の物性値分析を行った。その結果、電気伝導度や水分含有量だけでなく、カルシウムイオン濃度が比抵抗構造断面図の定量的な解釈に有効な指標であることが示された。
さらに、ガラスビーズを模擬廃棄物試料としたボックス型モデルを用いた室内実験により、物性値の変化が比抵抗値に与える影響を調べた。塩化ナトリウム溶液の添加量に伴う比抵抗値の変動は対数関数的であり、50mLから100mL添加したときに最も大きな変動をしたが、それ以降の変動は小さいものであった。一方、間隙水のECに関与する塩類濃度は0%から0.25%に増加するだけで比抵抗値が大幅に低下する結果となり、溶液の添加量よりも溶液濃度による変動がより大きい結果となった。このことより、水分含有量よりも間隙水のECが比抵抗値に影響していると示唆された。 |
■ キーワード | 比抵抗探査、アスベスト含有廃棄物、最終処分場でのボーリング調査 |
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